事業形態に合った適切な形でのサービス提供を行う健診システム「CARNAS」。これまでにも健診システムを開発してきた日本事務器のノウハウが詰め込まれた製品です。その特徴や機能、おすすめポイントをご紹介します。
CARNASは、約40年間にわたって健診システムを開発してきた日本事務器の製品です。これまでにオフコン、クライアントサーバ型での健診システムを提供してきた同社ですが、このCARNASはクラウド型で提供されています。
この先の10年、20年を見据えて選んだというクラウド型でのサービスは、インターネット環境と端末さえあれば利用できる現代の健診システムにふさわしい構成です。
各種サーバをAWS上に構築しており、物理的な制約がなくインターネット上でどこでも利用できるマルチテナント型のサービスであることが特徴のひとつです。健診に関わる多くのデータのプラットフォームとして活用されることを目指しており、他社のサービスとも連携がしやすくなっています。
クラウド型であることのメリットとして、必要なときに必要な分だけ利用できるということも挙げられます。カスタマイズ・設定されたオンプレミス型のサーバではこういった柔軟な運用ができず、クラウド型が有利な側面と言えるでしょう。
大がかりでコストが膨大な健診システムではなく、日常診療と別の系統のシステムになってしまうため、そうでないものを探していました。CARNASはクラウド型なので安価で、かつ結果報告書が見やすくきれいだと感じました。また電子カルテや、検査会社から取り込む検体検査データがオンラインで連携できることもあり、導入を決めました。
専任スタッフでなくても使えるので作業が平準化でき健診業務の効率をあげてミスも少なくなるなど、大きな効果が得られています。
健診システムを含む医療情報システムは、それぞれの医療機関でカスタマイズされたものを導入しているケースがあります。これは導入コストが大きく、メリットが感じられにくいことが指摘されていて、国の方針のもとこういった医療情報システムの標準化を目指す動きがあります。
CARNASは、こういった国の方針や技術革新に対応しながら進化し続けていることがポイント。これからも、時代にあったシステムを開発・アップデートしてくれることでしょう。
各種健診業務の効率化、人的ミスの削減といったメリットが期待できる健診システム。その一方で、導入におけるボトルネックのひとつとなるのが、高額な初期費用や月々の運用コストです。
そこでここでは、導入コストを抑えられるクラウド型健診システムを調査。受付・判定・報告まで自動化できるものから、導入実績があり、かつ初期・月額費用が安い3製品を厳選して紹介します。