健診システムを選ぶ場合には、いくつかチェックしておきたいポイントがあります。
上記のようなポイントをしっかりと確認しましょう。
健診システムには、「クラウド型」と「オンプレミス型」の2種類があるため、それぞれの概要やメリット・デメリットを知った上で検討します。
クラウド型は、インターネット上のサーバにアクセスする形でシステムを利用します。サーバーを購入せずに済むため初期費用を抑えられる、BCPの観点から災害に強いなどのメリットがある反面、インターネット回線に障害が発生するとシステムが利用できないという面もあります。
対してオンプレミス型は、サーバーを自施設内に設置してシステムを利用します。この場合、サーバーが施設内にあることからアクセススピードが速い、閉じたネットワーク内にシステムがあるため比較的セキュリティ面で安全などのメリットがあります。ただし、サーバー・クライアントの導入費用やメンテナンス費用がかかります。
健診システムには「中小規模向け」と「大規模向け」があります。
中小規模向けは、クリニックや診療所などベッド数が100床未満の機関向け。必須機能のみとすることで導入しやすい料金設定となっているケースが多く、「必要な業務の機能のみ利用したい」「導入費用を抑えたい」などのニーズにも対応します。
また、大規模向けのシステムは、大規模健診センターやベッド数が100床以上の病院向けです。健診業務のフローに沿った一連の機能が搭載されていることに加え、オプションも豊富。健診をより効率的に進められる機能を搭載しているといった面もあります。
健診システムを検討する場合、価格も重要な要素といえます。機能や用意されているオプションにより、月額10,000円程度で利用できるものもありますし、規模が大きいシステムの場合は導入費用として数百万円以上かかるものもあります。
そのため、導入検討にあたっては一度複数の会社で見積もりを取ることがポイントです。導入ニーズに合っているか、という点とあわせて確認していきましょう。
健診システム導入にあたっては、使いやすさも大きなポイントです。具体的には、シンプルでわかりやすい操作画面のものを選ぶことが大切。せっかく導入してもシステムに慣れることができないと、業務の効率化もなかなか進まない、という状況に陥ってしまいます。
以上の点から、PC操作に慣れていない人でも簡単に扱えるような、シンプルな操作性が必要といえます。
健診システムを選ぶ際には、さまざまなポイントがあります。システムの導入により、どのような業務を効率化させたいのか、という点をあらかじめしっかり検討しておくことも大切です。その上で、こちらの記事でご紹介したポイントを考えつつ、ニーズに合ったシステムを選びましょう。
各種健診業務の効率化、人的ミスの削減といったメリットが期待できる健診システム。その一方で、導入におけるボトルネックのひとつとなるのが、高額な初期費用や月々の運用コストです。
そこでここでは、導入コストを抑えられるクラウド型健診システムを調査。受付・判定・報告まで自動化できるものから、導入実績があり、かつ初期・月額費用が安い3製品を厳選して紹介します。